2010年01月17日(日)
【もっと遠くへ！ …その４】
ナイロンに比べてフロロは比重が重く、素材の硬さ故に巻きグセがつき易くそのクセもとれ難いものです。
その為か、飛ぼうとするルアーを逆に引っ張ってしまい飛距離が出難くなる傾向にあります。
一方でナイロンは、軽めの比重と適度な伸びとしなやかさ故に、飛ぼうとするルアーの邪魔をし難く、フロロよりも飛距離がでる傾向にあります。
遠投だけを考えるならナイロンのみで良いのですが、根ズレを考慮するとフロロに分があります。
そんなジレンマを解決するために先述のラインシステムを閃いた少年猿で☆
このラインシステムは、遠投性と耐根ズレだけではなく、比較的早く沈むシンキングルアーを根掛かり難くするシステムでもあります☆
ラインの比重によって、水中での糸の軌道は異なります。
水中にある時間が経つにつれて変化していくものではあるのですが、大まかにいえば添付図のような傾向にあります。
ナイロンは水よりも比重が軽い事が一般的で、図のように糸が浮き気味になる為に遠くのルアーを比較的に上方向へ引っ張り易くなります。
逆にフロロは水よりも比重が重い事が一般的なので、時間が経つにつれてラインは図のように沈んでしまい、極端に言うとルアーを底でズル引く結果を招いてしまいます。(極端過ぎや表現やなぁ…)
猿の大好きなＴＤバイブを遠投出来て、ラインが浮き気味の為に縦方向のリフト＆フォールがしやすく比較的ゆっくり目にストラクチャーをトレースしやすい、そして根ズレに強い…
バイブ少年(何か表現が…)には、メリットだらけのラインシステムでした♪
… 続く
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