Pixy World 〜我が為すること    我のみぞ知る〜
2011年11月06日(日)
【ホラー小説大賞】
先日、曽根圭介の「鼻」を読んだ。三編収録の短編集なのだが、三編とも、思わずうーんと唸ってしまう、とても良い具合の作品だった。
曽根圭介しかり、恒川光太郎しかり、ホラー小説大賞の受賞者は所謂「日常、普遍的な発想の転換」に優れているように感じる。恒川光太郎の作品は、導入、テーマに目新しさは感じなくとも、それを上手く転換、飛躍させることで、これまでに無い魅力を存分に味わわせてくれる。恒川の手にかかれば、道端に汚れて転がっている日常、題材が見る見るうちに光り輝き、生まれ変わっていく。これは作家として、とても素晴らしい才能だと思う。今回読んだ限りでは、曽根圭介も、恐らく同様の才能を保有している。ホラーというテーマが、優れた人材を引き寄せるのであろうか。その豊潤な畑から、僕はまた一作品、新たな果実を購入した。「姉飼」。きっと、面白い作品であろう。いま読んでいる作品が終わったら、読もうと思う。

15:36
コメント(0)/トラバ(0)
[コメントを書く]

<<重要なお知らせ>>

@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
@peps!・Chip!!は、2024年5月末をもってサービスを終了させていただきます。
詳しくは
@peps!サービス終了のお知らせ
Chip!!サービス終了のお知らせ
をご確認ください。



w友達に教えるw
[ホムペ作成][新着記事]
[編集]
無料ホームページ作成は@peps!
++新着ブログ記事++