Pixy World 〜我が為すること    我のみぞ知る〜
2011年04月15日(金)
【震災の耐性、その危険】


生まれて初めて、地震に対する恐怖を感じた。強い横揺れ。軋む壁、倒れる物。本当に、何分が何時間に相当した。このまま終わらないんじゃないかと、本気で思い、震えた。
その後、間もなくおきた停電。電気が無いだけで、精神的な疲労が凄まじかった。寝ても寝ても疲労感は残り、暗闇の中、多少の揺れに、大きく反応してしまう。風呂に入れない。ストーブはつかない。普段の生活が如何に恵まれているか、本当に実感した。


電気が点いた後、テレビや新聞で、海沿いの現状を知り、涙が溢れでた。どう頑張っても、逃れることの出来なかった災害。流された家屋、そして人々。辛く、悲しい現実が、そこには歴然と存在していた。天災、人災が東北、関東の人々に、耐え難い苦難を与えた。現実なのかと、疑いたくなる、現実だった。


地震から、およそ1ヶ月。強い地震は未だ断続的におきており、被災地の状況はほとんど変化していないと聞く。そんな中で、最も危険なのは、この状況に慣れを感じてしまうことだ。


震災は、続いている。被災地にいる全員が救われ、元の町並みに復興するまで、東北の、日本の危機は終わらない。しかし、派手に、興味をひくべく作られるテレビ番組を見続けることによって、被災地、被災した人々に対する、悪い意味での耐性のようなものができる可能性がある。それは、避けなければならない。全国民に、危機を伝え続けていく必要がある。被災地、被災者の状況を、伝え続ける必要が、ある。


完全に復興するまで、とても長い道程になる。気が遠くなる作業が、待っている。だが、東北の、全国の、そして海外の人々がこの悪夢を忘れず、手を取り合えば、必ず復興できると思う。僕が言っていいことでは無いのかもしれないが、そう、信じている。

全員が笑顔を取り戻すまで、絶対にこの震災を忘れてはならない。絶対に。

02:58
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